安房を想う人のブログ

遥かむかし、平将門征伐に加担した責めを追及され安房の地陽の目の里(ひのめのさと~丸山川河口付近)に逃れ来た士族と西方より東方の新天地を求め来た漁民を先祖に持つ私はこの安房の地に強い愛着を持って70余年を生きて来た。戦後20数万人居た、千葉県人口の1割近くを擁した安房の人口が、2%余りに衰退してしまった事に大きな寂しさを感じ、私の子供の頃の活力ある安房の思い出を書きこれからの安房を考える一助として頂きたい

民間病院がつつが虫症注意喚起

以前述べました通り、昨年末にはつつが

虫病に感染し亡くなった方が出てしまい

ました

安房地域の風土病としてかっては恐れら

れた存在でしたが、近代医学の発展に伴

安房の医師団のご努力により治療方法

が確立され、適切な処置をされれば死に

至る感染症からは脱却して久しい

そして、

その知見は、安房保健所に集約されて

いると理解して来たが、不幸にして、

今回安房保健所の積極的防疫姿勢が見え

ずに死亡至る方を出してしまった

以前にも言及した通り、昨年秋は異常と

思われるつつが虫病の発生が報告されて

いたにも関わらず、安房保健所はこれを

内部記録するに止め、外部に喧宣する事

を怠った

故に、安房地域以外のお医者さんで

つつが虫病に治療経験の無い医師は、

つつが虫感染症にする処置に遅れを生じ

結果、感染者を死に至らせしめてしま

った

安房保健所の存在意義を評価し直さねば

ならない

私は、先月感染症の専門医につつが虫病

について尋ねました

先生曰く

「私もこの地域に赴任するまで、つつが

虫病についての知識は知っているに過ぎ

なかった、実戦治療としては、検査結果

を待たず症状から判断して治療を開始す

る事に尽きます、幸い安房地域の先生方

は治療経験が豊富なのでほとんど完治

しています」との事でした

先手必勝であって、検査結果を見てから

の治療では、手遅れになるとの警鐘で

した

即ち、昨年秋は安房地区に於いて、多く

の感染者が安房保健所に報告されていた

からして、安房保健所はこの事実を

広く周知せしめ、もって住民に危険性の

認識を浸透させ、併せて安房地域外の

医師にもつつが虫病の所見を伝える努力

をすべきであった

これを怠り安房地域で感染したであろう

方を死に至らせしめたことは余りに残念

です

私は、

ある民間病院が、旬報で発行するお知ら

せ版につつが虫対策のコーナーを見つけ

ました

民間病院が、自らの経費で発行するお知

らせ版に専門医の記述を掲載している❗️

頭の下がる思いです

安房保健所は、民間病院の積極姿勢を

見習うべし❗️

これまで、安房の医師団のつつが虫病撲

滅の努力を、館山保健所が中心となって

推進して来た歴史を信じて来た者にして

残念極まりない

安房保健所現職員、千葉県衛生担当部署

には、自分達の存在意義の何たるかを

見詰め直していただきたい